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私がハグで働く理由 Vol.7 なつき

ハグコーヒー南町スタッフのなつきです!

私は飲食業を営む家庭で育ち、店には小さなエスプレッソマシンがありました。
自然とバリスタという仕事に興味を持ち、‘’バリスタ”と言う職業の生まれたイタリアへ、高校卒業後1年留学しました。
ちょうど新型コロナウイルスが広がり始めた時期で、不安もありましたが、現地のバール文化に触れることができたのはとても貴重な経験でした。

 

イタリアのバールは、どんな状況でも人々の生活の一部としてしっかり根付いています。
コロナ禍でもバールに通い、常連さんは入れ替わり立ち替わり、わずか3分程度しか滞在しないのに近所のニュース、サッカーの勝敗、最近の政治、家族やペットのこと……をずーーっと喋っていて、まるで町の情報センターのようでした。笑
そんなコーヒー文化とイタリア人の地元愛を間近で見て、バールはただコーヒーを提供する場所ではなく、人と人をつなぐ大切なコミュニティだと感じ、私も地元静岡に帰ってコーヒーをやりたい!と思いました。

帰国後に出会ったハグコーヒーには、イタリアの街角で見かけたマルゾッコのエスプレッソマシンが置いてありました。
そのマシンを見た瞬間、イタリアでの経験が鮮明に蘇り、自然とここで働きたいという気持ちが芽生えました。

ハグコーヒーに入社し初めて出会ったスペシャルティコーヒー。
スペシャルティコーヒーの繊細な味、コーヒーの甘さ、酸っぱくない酸味。イタリアで馴染んでいた深煎りのエスプレッソとは全く異なる世界でした。

豆ごとの個性や味わいのバランスに驚き、コーヒーの奥深さを知って新しいコーヒー世界との遭遇に今も尚ワクワクしています🌏

 

昨年の夏には
ジャパン バリスタ チャンピオンシップ(JBC)に挑戦した経験も、私のバリスタとしての視野を広げてくれました。
使用する豆についてに調べ、農園の取り組みや背景まで理解を深めたことで、より丁寧にコーヒーと向き合う意識が強まりました。
また、「使う豆を好きになる」という自分だけのテーマを持って競技に取り組み、今では使用したパカマラは大好きなコーヒー豆のひとつになりました💓


私が大切にしたいことは今はまだ模索中です。

ハグでの日々を通して、コーヒーと向き合う姿勢を今日も学んでいます。

そしてこれからも、自分らしく、丁寧に、バリスタとして歩んでいきたいです。

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