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COLUMN 2025/08/17ジャパンバリスタチャンピオンシップに参加しました ーナオ

このたび、ジャパンバリスタチャンピオンシップに参加いたしました。
大会ではエスプレッソとミルクビバレッジの2種類を審査員に提供し、その味わいはもちろん、全ての動作の正確さや一貫性、プレゼンテーションの内容にわたって評価されます。


hugcoffeeを代表して選んだ特別な豆
使用する豆も自由に選択でき、大会に使用される豆は貴重で高価なものばかり。
東京の練習会場でエスプレッソマシンを使ったとき、部屋に入った瞬間に直前まで競技者が淹れていたコーヒーの残り香に圧倒されたのを覚えています。
hugcoffeeを代表して挑む大切な機会には、どうしても会社の歩みが詰まった特別なコーヒーを使いたいと思いました。
選んだのは、ニカラグア・ブエノスアイレス農園のhugcoffeeオーダーメイドロット。
生産者はバジャダレスファミリーのエミリオさんとオルマンさん兄弟。
hugcoffeeが焙煎を始めた10年前から継続的にバイイングを続け、実際に現地の農園を訪れながら築いてきた信頼関係のある農園です。
この豆には、hugcoffeeの焙煎の歴史やお客様との出会い、そして積み重ねてきた努力が詰まっています。
生産者のひたむきな想いと私たちの歩みが重なり合った特別な一杯。
だからこそ、大会では迷わずこの豆を選びました。


コーヒー本来の甘さを届けたい
コーヒーのフレーバーやテクスチャーを的確に捉えるには、専門知識や日々の積み重ねが欠かせません。
しかし、甘さは誰にとっても分かりやすく、身近に感じられる味覚です。
バリスタとして日々お客様と接していると、「コーヒーは苦い飲み物」というイメージを持つ方に多く出会います。
苦味を好む方もいれば、「苦いから苦手」という方も少なくありません。
そんなお客様が、実際にコーヒーを口にして甘さを感じてくださった時の驚き。「コーヒーって甘いんだ」と気づいた瞬間の笑顔。
それはほんの一瞬の出来事ですが、小さな感動であり、コーヒーを好きになるきっかけだと思っています。
そんな思いで甘さをテーマにプレゼンテーションとレシピを構成しました。

大会に向けた準備と学び
大会に向けた準備は決して簡単なものではありませんでした。
レシピ作成、プレゼンテーションの構成、練習の反復──すべてに試行錯誤の連続で、壁にぶつかったこともありました。
しかし、その一つひとつの経験が、私にとってかけがえのない学びとなり、バリスタとして、そして一人の人間としての成長につながったと感じています。
この経験は、今後のコーヒーづくりや仕事においても、人生の糧となるものになりました。

応援してくださった皆様への感謝
何よりも伝えたいのは、応援してくださった皆様への感謝です。
公開練習の際には、忙しい合間をぬってたくさんの方が見に来てくださり、真剣な眼差しでアドバイスや意見をくださったこと、本当に心強く嬉しかったです。
店頭で声をかけてくださった方や、温かい応援のメッセージをくださった方、遠くから応援してくださった方も含め、すべての支えに感謝しています。

チームとともに挑んだ大会
競技者としてステージに立つのは一人ですが、JBCは本当にチーム戦です。
サポートチームのみんなが、何度も何度も練習を見守り、細かい修正を一緒に考えてくれました。
時には一緒に頭を抱えながら、試行錯誤に伴走してくれました。
皆様の支えがあったからこそ、この挑戦を形にすることができました。
本当にありがとうございました。
皆様への感謝イベントのご案内
皆様への感謝の気持ちを込めて、イベントも開催を計画しております。
日時は9月14日日曜日を予定しております。
ぜひ皆様に直接感謝を伝えさせてください!
詳しくはおってお知らせ致しますのでお楽しみに!