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COLUMN 2025/09/28私がハグで働く理由 Vol.15 なお

中学一年生の時に、アメリカに1ヶ月間ホームステイをしたことをきっかけに、
英語や異文化交流に興味を持ち、学生時代はその分野を中心に学び、
高校生の時に2週間、大学生の時には3ヶ月、オーストラリアへ留学。
大学は国際観光学部に入学して、地元の藤枝を離れて4年間東京にいました。
大学の就職活動ではキャビンアテンダントを目指していました。
でも、ちょうどコロナの時期で一次審査は途中で打ち切りになり、
その年の採用自体がなくなってしまったんです。
並行して受けていた英会話の先生になる予定で事前研修にも参加していました。
けれど直前になって「これは自分のやりたいことじゃない」と思い、悩んだ末に入社を辞退しました。
「CAがダメなら、ワーホリに行ってやる!」
海外に住んでみたかった私は、ワーキングホリデービザを取ろうと決めました。
現地で働くにはスキルが必要…そこで思いついたのが、バリスタの仕事。
「じゃあ、どこで学ぶ?」と考えたとき、真っ先に心に浮かんで決めていたのが hugcoffee でした。
コーヒーやカフェ巡りは元々好きで、
自分のカフェを持つって素敵だなあとぼんやり思っていたこともありました。
でもコーヒーをブラックで飲んだことすらありませんでした。
入社してからは先輩たちに追いつきたくてひたすら練習。
毎日カッピングとエスプレッソのダイヤリングをしました。
最初は「甘い」「苦い」といった先輩たちのコメントも、自分には全く違いがわからず、本当に理解できる日が来るのか不安でした。エスプレッソのフレーバーをフルーツで表現するなんて、自分にできるようになるのか想像もできませんでした。
でも毎日表情を変えたり、少しの調節で味が全然変わるコーヒーの面白さにどんどん引かれていきました。
ミルクのスチームだけは誰よりも上手くなろうと決めて、たくさん練習しました。
ある日、常連のお客さんが「なおちゃんのカフェラテ、○○先輩と同じ味がするね」と言ってもらえた時、めちゃめちゃ嬉しかったのを今でも覚えています。

入社して間もない頃、社長から
「コーヒーでも、コーヒーの入っていないシェイクでも、なおが作ったものが美味しい。なおが作る飲み物が飲みたい、と思ってもらえるようになりなさい」と教わりました。
当時も今も、私の目標は「わたしのいれるコーヒーを楽しみにしてもらえるバリスタでいること」です。
hugcoffeeはコーヒーだけでなく、たくさんのお客さんとの出会いがある場所です。
バリスタとお客さんの距離がこんなに近いコーヒーショップは珍しいんじゃないかな?
hugcoffeeを通して、たくさんの素敵な出会いに恵まれました。
入社した当初はみんなが仕事終わりにご飯に行ったりする中自分は直帰したり、
自分の話を聞かれるのが嫌だったりしました。
大好きなおばあちゃんを亡くし、精神的にとても辛い時期があったのですが、
スタッフのみんなやお客さんに本当に本当に、助けられました。
改めて、こんなにも身近に、温かい人たちに恵まれていたんだと気付かされました。
正直、今でも自分のことについて書くこのブログを書くのに葛藤したりしますが笑
hugcoffeeで過ごした時間や出会いは特別で、大切なものになっています。

hugcoffeeにはいろんな魅力があるけれど、私にとって一番の魅力は
「働く人と、その周りの人のあたたかさ」です。
だって、こんなにもみんながあったかくて、いい人なことってなかなかなくないですか?
日々、スタッフやお客さんの優しさに支えられています。
仕事は人生の大きな時間を占めます。
だからこそ好きなことを仕事にしたい。
私はコーヒーが大好きで、hugcoffeeで働く人たちが好きで、そこで出会える人が好き。
これが、私が hugで働く理由 です。