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『hugcoffee農業部』新人レポート✨ ____コーヒー堆肥が繋ぐ、地域の好循環💫

毎週月曜日、
hugcoffeeの店先には
新鮮なお野菜、通称『ハグベジ』が並びます。

 ハグコーヒー農業部新人「まりこ&さゆり」長野出身コンビ
定番人気の「ミックスリーフ」に
異国の爽やかな風味香る「パクチー」
タイでは「パッカナー」と呼ばれる人気野菜「ケール」に
ラディッシュ、サニーレタス……
その日によってラインナップの異なる
個性豊かな野菜たちが届きます。


 タイでは空芯菜に並ぶ人気野菜「パッカナー」。茎まで美味しく豚肉料理と◎

この野菜を育てているのは
なんと、静岡市内で34年続くタイ料理屋# ✨
『サバーイ・ディール』さん。

 採れたてのパクチーを頬張るオーナーの山口さん(右)

オーナーの山口さんは約10年前、
久能街道沿いのおじいさまの畑の一角をお借りし、
タイ料理のお店で使う野菜を試しに育ててみることにしたそう。
というのも、日本ではまだ珍しく手に入らない野菜の輸入は
検疫官が変わるごとに供給が止まったり、
挙句には廃棄されてしまうこともあり
代用野菜で凌ぐこともしばしば、だったそう。
それならばいっそ、安定して安心して食べられる野菜を
自分の手で作りたい、と思ったのがきっかけ。

 海風の気持ちいい久能街道沿いに並ぶビニールハウス。海の向こうからは朝陽が昇る。
農家の朝は早い。今の季節は6時頃から作業が始まる。

始めると何でも集中し突き詰めてしまう山口さん。
農業にもすっかりはまってしまった。

最初はわからないことだらけ、試行錯誤を重ねながらも
丁寧に作られた貴重な山口さんの野菜は次第に評判を呼び、
今では自店のみならず卸先が都内や他県にまで広がり、供給が追いつかないほど。

しかもそれを、日々のランチにディナー営業、
繁盛店を営みながら行っているという
そのバイタリティと想いに、ただただ敬服してしまいます。

 

そんな山口さんの農園にご協力いただき、
使っていただいているのが、そう! 私たちの『コーヒー堆肥』✨ ✨

コーヒーがらと野菜クズを混ぜて発酵させた堆肥は、ほんのりフルーティーで甘い香り。


 ミミズも住む良い土に仕上がっている✨ ✨


私たちhugcoffee がこれまで、日々の営業の中で
どうしても廃棄するしかなかった年間2トンものコーヒーがらを
地域の中でアップサイクルする取組みで生まれた『コーヒー堆肥』は
畑に撒かれることでまた土へと還り
さらにそこで育てられた野菜は甘みが増すという
良いこと尽くめの効果をもたらしてくれています。


 コーヒー堆肥に石灰や鶏糞を混ぜ、ふかふかの土に。


 久能山東照宮と太平洋を望む土地に広がる山口さんの農園。



皆さまにお楽しみいただいたコーヒーの
ひとつの役目を終えたあとのコーヒーかすも、
こうした理解ある農家さんのおかげで
もう一度、同じ地域の中で循環し
お店に美味しいお野菜として還ってくるという、
マジックのような嬉しい輪が繋がりはじめています。


 種蒔きも丁寧に、手作業で。この日蒔いたのはホウレン草の種。


 「農業は一に雑草、二に雑草、三、四が無くて、五に雑草」と山口さん。
それほどまでに日々、雑草との格闘。種類による影響の大きさなどから、優先順位を考え抜いていく。


hugcoffeeの店先で『ハグベジ』を見かけたら
皆さんもぜひ一度、お手に取ってみてくださいね☺ 🤲 🥬

野菜は店内で提供のお料理にも活用されています✨
これからも、様々なかたちで皆さまに
おたのしみいただけますように!💫


 静岡に根付き34年続く名店「サバーイ・ディール」。今日もまちの皆に愛され賑わう。

 オーナーの山口夫妻。結婚式はタイで挙げるほど、想い入れのある土地。
趣味でバイオリンとチェロを一緒に演奏するという
お二人の奏でる音楽は、仲間と共にお店というかたちでも流れている。

 ▶最近ではお店の厨房にご長男さんが立ち、ますますパワーアップ。今後もたのしみ。


これからも、様々なかたちで皆さまに
おたのしみいただけますように!💫


(レポート✍📷 
:静岡市歴史博物館店🏛さゆり)

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