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SDGs 2025/06/03コーヒーのその先へ。hugcoffeeの堆肥、店頭販売はじめました

コーヒー堆肥がつなぐ、やさしい循環
コーヒーを淹れると、いい香りが広がって、気持ちが少し前向きになる。
でも、そのあとの「コーヒーかす」にも、実はまだ、物語が残っています。
hugcoffeeでは、毎日たくさんのコーヒーかすが生まれます。
これまでその多くは、ごみとして処理されてきましたが、
「ほんとうに、それで終わりでいいのだろうか?」と、私たちは考えました。
そうして始まったのが、コーヒーかすを堆肥にする取り組み。
パートナーは、静岡市のワークショップり~ふさん。
キクラゲの廃菌床や植物残渣と混ぜ合わせ、微生物の力でじっくり発酵。
丁寧な手しごとで、コーヒーは命を育てる「土」に生まれ変わります。
この堆肥は、り~ふさんの畑、サバーイ・ディールの山口農園で実際に使っていただいています。
この取り組みを4年ほど前から継続して行ってきました。
種をまいて、育って、収穫する。そんな営みに、コーヒーがそっと寄り添っています。
そしてこのたび、このコーヒー堆肥を皆さんのもとへもお届けできるようになりました。
hugcoffeeのカウンターから生まれた堆肥が、
今度はあなたの庭やプランターで新しい命を育てる。
そう思うと、ちょっとわくわくしませんか?

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コーヒーと暮らしをつなぐ、もうひとつのかたち
一杯のコーヒーは、ただ飲んで終わりではありません。
その余韻は、土となって、植物になって、また暮らしの中に戻ってくる。
hugcoffeeのコーヒー堆肥は、ただのリサイクルじゃなくて、
記憶や時間、気持ちを循環させる道具だと思っています。
コーヒーの香り、味わい、人との会話。
そうしたものが混ざり合ったかすが、また誰かの手に届き、暮らしの景色を変えていく。
育てる手間も、芽が出たときの嬉しさも、そのすべてが暮らしの豊かさです。
「飲む」から「育てる」へ。
「消費」から「循環」へ。
そして、コーヒーと暮らしを、そっとつなぐ存在へ。
hugcoffeeは、そんなめぐりをこれからも育てていきたいと思っています。
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まずは、気軽に手にとってみてください。
「堆肥って、むずかしそう」
「どう使ったらいいか、わからないかも」
そんな方にも気軽に楽しんでいただけるように、
今回は コーヒー苗と特製ブレンド栽培土、
そして "ハグアグリ"ロゴ入りのオリジナル軍手をセットにしました。


コーヒー堆肥は養分が豊富なので、
バーミキュライトなどと混ぜて、水はけや栄養バランスを整えた配合にしています。
軍手だって、ただの軍手じゃありません。
ロゴがあるだけで、ちょっと気持ちが上がる。そんな“日常がちょっと楽しくなる道具”です。
そして苗は、鉢じゃなくても育てられます。
コーヒー豆の袋の底に穴を開けて、鉢代わりにしてもいい。
テイクアウトのコーヒーカップでも育ちます。
コーヒーのかすから生まれた土で、コーヒーの苗を育てる——
なんだか素敵なめぐりじゃないですか?

hugcoffeeのコーヒー堆肥が、
あなたの暮らしにそっと根をおろしますように。
hugcoffee両替町店・紺屋町店・南町店・藤枝駅前店で
コーヒーの苗セットを販売しています。
ぜひ、覗いてみてくださいね。