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レインフォレストアライアンス認証のコーヒー豆の販売開始

半年以上の歳月をかけついに!!!

レインフォレストアライアンス認証のコーヒー豆の販売開始✔️


【レインフォレスト・アライアンス認証とは】
農園の環境、土壌・水を含めた天然資源、生態系や生物多様性を守り、労働者の労働条件やその家族・地域社会を含めた教育・福祉などの厳しい基準を満たした農園に与えられます。

コーヒーに限らず紅茶、チョコレート、バナナなどについているこの緑のカエルマークは、生産農園の持続可能性、その作物を輸入、加工する各企業の生産流通の方法やトレーサビリティが確認できる印です
つまりは環境にも人にも優しいコーヒー豆◯

適正価格で販売されないコーヒー豆の代償は生産国の労働者たちに。

働きがいや経済成長はイコール

良いものを作り出すためには労働者のモチベーションは無視できません

【認証取得への道のり】
全く無知な状態でスタートしたレインフォレストアライアンス(以下RFA)。
申請すればすぐに認可がもらえると思っていたRFAのロゴマーク

そんな甘い考えで申請手続きをする私に突きつけられたのは膨大な量の質疑応答。
さらに回答は日本語ではなく英語のみという鬼畜さ(泣)

日本語翻訳が可能なので変換してみると文章がおかしく、余計に意味不明になり結局英語の質問に切り替え自分で翻訳し、英語で回答…

よくよく思い返してみれば、
卸業者に仕入れの検討と認証取得の意向を電話で伝えた際、少し驚いた口調で

『認証、取るんですか?
長くなると思いますよ。覚悟してください』

と言われたのだ。

その事を英語で書かれた専門用語だらけのページを見て思い出し、絶望した。


RFAの取得には、
会社登録→何を扱うか→販売規模と製造場所の申請→ 年間合計使用数やRFA認証のコーヒー豆の仕入れ予定数の申請→業務内容と販売方法の回答→査定期間(1ヶ月以上)→セルフチェックの30以上の項目を英文にて入力→ルールに則ったパッケージの申請→認可取得
という流れがあり(もっと細かい流れがありますが割愛します)

もしも入力ミスがあると再度申請が必要。

もらえる返答までのタイムラグが長いことも重なりとてつもない時間を要した。

ハグコーヒーで働く外国人スタッフのLauraでさえセルフチェックの申請が何度も却下され、その厳しさに悲鳴をあげていた笑



彼女がいなければもっと長い旅路になったであろう…
それほどRFAの認可は厳しく、認証を受けてない会社にはカエルのマークは貼らせてくれないし、たとえ仕入れをしたとしてもレインフォレストですよ!とは謳えない。

認証取得が難しすぎて断念する会社もある中
やっとの思いでRFA取得に至った(ここだけのはなし、認証を受けずにこっそり販売する会社もあるとかないとか…)



人にも環境にも優しく、
認証取得の会社に厳しい

そんなコーヒー豆です。
ぜひ、店頭やオンラインにてRFAのスペシャルなコーヒー豆をお試しください
その一杯で農園の苦労やLauraや私たちの長い旅路も報われます

【コーヒー豆情報】
Mexico San Antonio農園 Anaerobic Natural
標高…900m〜1,250m
農園主…Edward Teddy Esteve

今回扱うレインフォレストのコーヒー豆はメキシコのアナエロビックナチュラルと呼ばれるコーヒー業界でも話題の生産処理で製造されたものです。
徹底した温度管理のもと、無酸素状態のまま72時間発酵をさせ通常では得られない素晴らしい風味を生み出します

栽培品種は、全てハイブリッド系品種です。
将来のコーヒー生産にはたくさんの課題があります。その中の対策の一つとして"品種"へフォーカスしています。世界中のコーヒー生産国から得られる情報を生かしながらさまざまな検証を続けています。

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