NEWS&topics

軽井沢で見つけた、コーヒー屋を続ける理由

軽井沢で、一番感動したのは料理じゃなかった。

高校生の頃からhugcoffeeに通ってくれていた一人の青年が、
軽井沢で自分のレストランを開き、今ではhugcoffeeのコーヒーまで使ってくれている。

その事実が、何より嬉しかった。


コーヒー屋を続けていると、
「また来ます」と言ってくれる人はたくさんいる。

でも、何年もかけて料理人になり、
自分の店を持ち、「うちの店でhugcoffeeのコーヒーを出したい」と言ってくれる。

そんな日が来るなんて思ってもいなかった。


店の名前は「MANO」。

スペインへ渡り、日本各地で修業を重ね、たどり着いたのが軽井沢だった。
彼が目指しているのは、スペイン料理をそのまま再現することではない。

「その土地の料理は、その土地の食材でつくるもの。」

だから静岡出身の彼は、
長野で料理をする意味を考え続けている。

この季節だから届けられるもの。
この土地だから生まれる料理。

そんな想いが、一皿一皿に詰まっていた。

初めて食べた「たまご茸」。



生産者ごとに選び抜かれた食材。



器にも意味があり、料理だけでなく、
その景色までもデザインされていた。

ノンアルコールペアリングも驚きの連続だった。


フェンネルと青りんごの香りを重ねた一杯。
パプリカやミニトマトを使った一杯。
赤紫蘇とラベンダーの一杯。


どれも料理の印象を変え、まるで料理の続きを飲んでいるようだった。

「飲み物」というより、一つの作品。
料理がおいしかった。
もちろん、それもある。


でも一番心に残ったのは、
高校生だった頃を知っている彼が、
軽井沢という土地で、自分の料理を堂々と表現していたことだった。

静岡で生まれた一人の料理人が、
遠く離れた土地で挑戦し、その店でhugcoffeeのコーヒーが注がれている。


コーヒーは、人をつなぐ飲み物なんだと改めて思った。

目の前の一杯は、その場で飲み終わる。

でも、その一杯をきっかけに生まれた時間や出会いは、何年経っても続いていく。

こういう景色を見られるから、この仕事はやめられない。

SHARE

前の記事