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私がハグで働く理由 Vol.13 かえ

もともと地元を出たかった私は、福岡の高専を卒業後、家電の大手企業になんとなく就職し、静岡に来ました。設計の仕事で、エンジニアは就職率が良かったので、こんな私でも入れたという感じです。

当時二十歳で、はじめて実家を出た私は、想像以上に慣れない社会人生活にとても苦労しました。
さらに、ちょうどコロナが広がり始めた時。社内の飲み会も禁止で、周りに友達もいない。正直とてもさみしい毎日でした。

仕事にもやりがいを感じられず、人生1回きりなのに、このままじゃ何もせず死んでいってしまう…?
そう思い、転職を決めました。
コロナで引きこもっていた反動と、これまで人と深く関わることを避けてきた私は、自分を変えるためにも人と関わる仕事がしたいと思いました。コーヒーやカフェ巡りが好きだったこともあり、カフェで働きたいな、と思うように。

そこでたまたま見つけたのがhugcoffeeのホームページでした。
ただのコーヒーショップではないことは、ここで知ることができました。

静岡で一番有名なコーヒー屋。みんな知ってるカフェ。大手チェーンでもなく、ただの個人店でもない。ここで働けたら、きっと学べることがたくさんあるはず。そう思って思い切って応募しました。

面接を受け、採用の連絡をもらった時はとても嬉しかったのと、「これからどんな人生になるんだろう」とわくわくしたのを覚えています。


でも、いざ働き始めた当初は、実はとても悩みました。
私はコーヒーに特別詳しいわけでもないし、お客さんに面白いトークもできない。おしゃれでもないし、美味しい料理を作れるわけでもない。

先輩スタッフをみて、自分にコンプレックスを感じて落ち込み、これまで何もしてこなかったことを後悔しました。
…そんな時、私に仕事をくれたのが和田健さん。(現在は卒業して、お茶のカフェ【GOOD TIMING TEA】を経営されています)

仕事内容は、ホームページのブログを書くこと。
最初は地味な仕事だな…とも思いましたが、「これができなきゃ、私はhugcoffeeに必要ない」と思い、記事を書くためにたくさん調べ、何度も読み直し、書き直し、ブログを更新しました。

するとスタッフのみんなが読んで感想をくれたり、宣伝をしてくれるように。
そこから少しずつ自身がついて、会社内の仕組みづくりの提案をしたり、店舗の管理方法を見直したり。オンラインショップも任せてもらえるようになり、地味だけど、自分ができることを提案・行動していきました。

そんなある日、突然社長から「本店の店長にするから」と言われました。本当にびっくりしたけど、人生に光が差したようにうれしかった瞬間です。

いつも私を紹介するとき、「本店を初めて任せた子なんです」と話してくれる社長。その言葉に支えられ、hugcoffeeに入社して9月でちょうど3年が経ちます。お客さんも日々入れ替わり、後輩スタッフも増えました。それでも、年齢や経験は関係なく、人と関わるのは学ぶことばかりです。

もちろん大変なこともありますが、それを乗り越えて自分の成長を感じられることが、私にとって一番の幸せです。(健さん、あの時ブログの仕事をくれて本当に感謝しています)


今でも人と話すのはそんなに得意じゃありません。(接客業のくせに)
それでも自分なりの接客のスタイルが分かってきて、いろんな人とのつながりができました。

hugcoffeeは、私が“自分なり”を見つけるきっかけになった場所。
だから私も、先輩がしてくれたように、後輩やお客さんにも自分らしさややりがいを見つけられるきっかけをつくれる存在でありたいです。

コーヒーを淹れながら、そんな役割が少しでも果たせたらいいなと思い、今日も店頭でひっそり(笑)立っています。

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